阪急『西山天王山駅』開業!

2013.12.21shineki 00612月21日。

待ちに待った阪急京都線『西山天王山駅』が開業した。

長岡天神駅と大山崎駅の間に新たに設置された駅で、京都第2外環状道路と交差する、高速道路の高架橋下の駅という全国でも珍しい立地となる。

これまでも議会で取り上げてきたが、2外長岡京ICと隣接する場所でもあり、公共交通と自動車交通の結節点として大変大きいな魅力を有する場所であり、今回、駅と直結した高速バス亭、京阪淀駅やJR長岡京駅とを結ぶ新たな新バス路線の設置など、日本全国とつながる拠点、京都府内の各地とつながる拠点として、今後の活用策が大きく期待される。

また、新たに2外側道に府道大山崎・大枝線も供用が開始をされ、とりわけ大山崎町内の生活道路の混雑緩和等、安全面にも大きく寄与するものだ。議会でも西山天王山駅開業との同時供用を求めてきただけに、それが実現し一安心。

こうした都市基盤整備をいかに活用していくか。挑戦はまだまだ続く。

最後に、2外の供用開始から半年余り。大変タイトな日程の中で、駅開業と府道の供用に向けてご尽力いただいた、地権者等地域関係者、府、市、国、ネクスコはじめ工事関係者の方々に心から敬意と感謝の意を表したい。

国会閉幕へ

昨日8日、第185臨時国会が閉幕した。

終盤は「特定秘密保護法案」の強行採決に焦点が当たったことは、ある意味、当然のことではあるが、改めて成立した法案等を見てみると、その他重要なものもある。

例えば、「交通政策基本法」。

人口減少に伴い地方の公共交通維持が課題となっていることを受け、国や自治体、交通事業者が連携して利用促進策に取り組むようそれぞれの責務などが定められたものであり、民主党政権時代から力を入れて取り組んできたものでもある。

また、2006年の国連総会で採択された「障害者権利条約」も承認された。

この条約には、あらゆる差別を禁止することや、障害者の社会参加を促進することなどが盛り込まれており、現在137か国が批准しているが、日本では2007年に条約に署名したものの、国内の法律が整備されていなかったため、批准しておらず、本年6月に障害者への差別をなくすための法律が成立したことを受け今回承認に至った。

こうしたあまりマスコミも大きく取り上げられない中でも、前に動き出した事実もある。

そんなキラリと光る動きもお伝えできればと思う。

新しい体制のもと

自由民主党の新総裁に安部晋三氏が選ばれた。

幹事長には石波茂氏が就かれるような報道もある。

通常国会から積み残された課題は多い。日中関係を含め、国際環境も依然厳しい。

そうした状況の中、もう一度、政権与党としての民主党と責任野党としての自民党がしっかりと胸襟を開き協議をしていただきたい。

それぞれが新しい体制の下、一歩でも状況を前に進められるよう努力をしていただきたい。

そのことがもう一度、政治への不信感を取り除く第一歩だと思う。

「現場」を活かしてこそ

今日の朝日新聞の朝刊1面トップにこんな記事があった。

『重大いじめ 国主導で対応 ~ 文科省方針 教委に指導・助言』

文部科学省は5日、いじめ問題に対する総合的な方針をまとめた。命にかかわるおそれがある案件を国に報告させ、教育委員会を指導するなど、「現場任せ」にせず、国が主導する姿勢を初めて打ち出した。全国の公立中学校すべてにスクールカウンセラーを配置する考えも示した。(以上、抜粋)

大津市の事件を受けての対応なのだが、私自身はなんとなく違和感を感じてしまう。

国が対応すれば大丈夫なのだろうか?

今回の大津のいじめと自殺をめぐる事件には様々な背景や要因があるのだと思う。

ただ、一連の学校側あるいは教育委員会側の対応に問題があることは間違いない。 そして、その背景にあるのが「責任回避体質」ではないかと感じている。

学校現場は教育委員会の顔色をうかがう。

市の教育委員会は県教委の顔色をうかがう。

県教委は文科省に気を遣う。

そうしているうちに、事実は都合よく切り取られた疑似「事実」に変わっていく。

扱っている「事案」はあくまで文書の上での「事案」。そこに出てくるA君やB君は血の流れる人間としてではなく、さも架空の登場人物のようにしか感じられなくなっていく。

まさに、そんな「現場」と「責任者」のかい離にこそ今回の対応の背景があるのではないだろうかと思う。

だとすれば・・・。

どれだけ「頭脳明晰」で「優秀な」文部科学省が出てきたところで、「現場」とのかい離が埋まるとは到底思えない。

いや、むしろかい離はもっとひどくなるのではないか。

「現場」の判断が「上」の組織を向いてではなく、子どもたちと向き合える。そんな環境を作ることこそ求められている。

大山崎での浸水被害

このお盆の豪雨被害で大山崎町の一部地域でも浸水被害が生じた。

21日、江下伝明大山崎町長、岸孝雄町議、加賀野伸一町議とともに、被害現場と浸水被害の一因とも言えるポンプ施設を確認した。

同地域は8年前にも同様の浸水被害が生じている。

当時はポンプ施設の定期点検で、樋門を閉じていたところでの雨であること、メンテナンスの委託会社の到着が遅れた等の要因が指摘されていたと記憶している。

今回についても、しっかりと原因を把握すると同時に、本質的な解決策を模索していく必要がある。

今回、現場を確認した点からは、どこかに一旦貯水できるような施設を設置するべきではないかと感じたところ。

いずれにせよ、大山崎町での検証とそれに基づく対策の検討が必要だ。

府議会議員としても出来る限りの努力をしたい。