大阪の選挙に思う
2011年11月28日 コメントを残す
昨日投開票された大阪府知事選と大阪市長選。 結果は、大方の予想通り大阪維新の会の両候補の勝利となった。
確かに、今回の結果は多くの有権者の心を引き付けた結果であり、 選挙を通じて示された民意は尊重されるべきだ。
しかし、一方で、 今回の選挙の結果が「大阪都構想」や「教育基本条例」など、 大阪維新の会の政策的コンテンツに対する支持であったのかどうかは疑問に感じざるを得ない。
むしろ、橋下徹という一人のカリスマに対する期待感の現れであると同時に、 現在の社会の閉塞感を象徴するような結果だと思わざるを得ないのだ。
もちろん、 民主主義社会の大前提として、 「選挙での勝利したものの主張が認められた」というロジックを否定はできない。
それでも、今回の結果から「危うさ」や「怖さ」を感じてしまうのは何故だろう。
果たして、破壊者なのか創造主なのか。 今後そのことが問われることは間違いない。
これから、関西広域連合への参加等をめぐり様々な論議が必要になってくるだろう。 その意味では、私たち京都府の立場としても決して人ごとではない。 そうした中で、一つ一つの具体的な動きをしっかり見つめていきたいと思う。