前へすすむチカラ

先日の民主党地方自治体議員フォーラムの2日目は、
スポーツジャーナリストの二宮清純氏の記念講演があった。
 
「地域に根ざしたスポーツクラブの創設」という氏の想いに、
強く共感できるおもしろい話でもあった。
そして、この「想い」=「理念」を具体化したものこそ、
Jリーグのコンセプトでもあるという。
そんなお話の中で印象に残った言葉。
それは川渕三郎 現 日本サッカー協会キャプテンが、
Jリーグ設立に向けて奔走する会議の中で、
「時期尚早!」「前例がない!」と「できない」理由ばかりあげつらい、
抵抗する人々に向けてはなった言葉である。
 

『「時期尚早」という奴は100年経っても「時期尚早」というだろう。

「前例がない」という奴は200年経っても「前例がない」というだろう。

「時期尚早」という奴は「やる気」がないだけだが、

「僕はやる気がありません」というのは恥ずかしいので「時期尚早」と言っているだけだ。

「前例がない」という奴は「アイデア」がないだけだが、

「僕にはアイデアがありません」というのは恥ずかしいから「前例がない」と言っているだけだ。』

 
行政や政治の世界においても、
あるいは自分自身の生き方の中においても、
心に刻んでおいてよい言葉ではないだろうか。

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